ソーダストリームで作れる炭酸水は公式ではガスシリンダー交換用で2,000円（税抜き）で約120本(500ml)と言われ、約18円の計算です。
ペットボトルの炭酸水はスーパー西友で販売されている炭酸水500mlが税抜き価格45円となっており120本で計算すると税抜き価格5400円。
3400円もお得なり、しかも捨てるペットボトル120本分も削減できるためとてもエコかつコスパが良いと感じれます。
しかし、価格面、ペットボトルの廃棄の手間以上にコスパが悪い一面もあるので紹介します。
- 水がまずい地域だとミネラルウォーターを購入する必要がある
- 実際120本以下の炭酸水になりがち
- ソーダストリームのガスシリンダーは一般ゴミとして捨てられない
- キッチンの場所を占拠される
- 使用を誤り事故の可能性がある
一見よさそうに見えても衝動買いするような製品では無いのでまずは以下の記事を見て検討してみてください。
水がまずい地域だとミネラルウォーターを購入する必要がある
特に水がまずいと言われる地域の都心部でソーダーストリームを使用するのはあまりおすすめできません。
ソーダストリームで作成するガスはあってもそれを溶かすための水が不可欠であり、都心の水はまずいという致命的な問題があります。
美味しい炭酸水を作るのであればミネラルウォーターやウォーターサーバー、浄水器の水を用意する必要があるわけです。
コスパを求めてソーダーストリームを買ったのに美味しい炭酸水を作るためにウォーターサーバーを契約した、ミネラルウォーターを箱買いしたでは本末転倒です。
水道水がおいしい県ランキング
1位熊本県
2位福井県
3位鳥取県
4位静岡県
5位茨城県
6位青森県
7位石川県
8位富山県
水道水がまずい県ランキング
1位 東京都
2位 千葉県
3位 京都府
4位 大阪府
5位 宮城県
6位 愛知県
※あくまでも非公式なランキングです。
ソーダーストリームのシリンダーガス1本あたり120本(500ml)炭酸の強度を上げると作る本水は減る
ソーダストリーム公式での見解では炭酸水を作れるのは500mlの水もしくはその他水溶液に対し120本分作ることができると明記されています。
ただし、炭酸の強度の好みは人それぞれで人によっては強炭酸を好む方も少なくありません。
その場合使用する炭酸の使用料は増加し1本あたりの価格は18円が25円～30円に約120本が80～90本程度になる可能性があります。
ソーダストリームのガスシリンダー廃棄はゴミとして捨てられない
炭酸ガスシリンダー（ボンベ）の一部製品は高圧ガス製品となり、高圧ガス保安法に基づき、製造、販売を行った事業者が処理する責任があります。
廃棄した場合30万以下の罰金を課せられます。
第二十五条に定められている可燃性ガス、毒性ガス及び酸素について、（廃棄に係る技術上の基準） の規定に違反した者)
https://www.city.yokkaichi.lg.jp/www/contents/1625212753933/index.html
ソーダストリームのガスシリンダー廃棄が公式に着払いで300円で引き取りとなっています。
必ずガスシリンダーを交換する、廃棄する手間が発生するということです。
ソーダストリームの大きさによりキッチンの場所を占拠される
ソーダストリームの本体サイズは機種によって違いますが、横幅12cm～14cm、奥行18cm～24cm、高さ42cm前後となっています。
都心に住む一人暮らしのキッチンは調理する、食器をしまうだけでも精一杯の広さであり、ソーダーストリームを置くような余裕は正直厳しいでしょう。
キッチンの広さに余裕がある家に住んでいる、日常生活で炭酸水とは切っても切れないような生活をしている以外は考えるべきです。
ソーダストリームの使用を誤り事故の可能性がある
海外のニュースですがソーダストリームの使用によってボトルが破裂するという事故が多く発生していました。
『家庭用炭酸水のSoda Stream、「ガス圧でボトルが破裂する」として合計５万８０００本以上をリコール。日本は対象外』https://japanese.engadget.com/jp-2017-02-22-sodastream-5-8000.html
ソーダストリームではありませんが、同様の炭酸水製造機器で事故が発生した事例も国民生活背インターで報告されています。
参照；（独）国民生活センター『炭酸水製造機が破裂し、手に大けがを負う事故が発生』記事
http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20140724_2.pdf
ソーダストリームを使用する上では安全設計された専用のボトルを使用する事を明記されており、安全は確認されています。
しかしながら高圧ガスを使用する時点で小さいお子様がいる場合は必ず安全とは言いにくいのが現状でしょう。
非公式使用ミドボンにより起こりうる事故
非公式な使用方法ですが、ソーダストリームの炭酸ガスをミドボンから直接引っ張る方法と、ミドボンからソーダストリームのシリンダーに装填する方法と存在します。
接続用の専用接続アダプターも販売されており自己責任で利用可能となっています。
ミドボン自体の取り扱いは必要な資格は不要で誰でも利用は可能、しかし圧力の手違いによって容器破裂事故の危険性はあるので取り扱いは要注意です。
最後に
ソーダーストリームがあれば毎回炭酸水を買う手間やゴミとして出るペットボトルを削減できていいなぁと思うかもしれません。
しかし場所を取る、作るための水次第、強炭酸を作ろうとするとその分使用回数が減る、ガスシリンダーの処分が面倒かつ安全面も多少不安。
といったデメリットも少なくありません。
ペットボトルよりも確実にコスパが良いとは言えないのが事実なのです。
個人的には通販でまとめて強炭酸水のペットボトルを購入した方が飲んだら捨てるだけで良いなぁと思っています。
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当然ソーダーストリームよりも1本あたりの価格は割高ですが、飲んだら捨てるだけ洗う手間も不要です。
場所もペットボトルなので飲まないものは空いてる場所に置いておけば非常用の水にもなります。
水以外にも他の飲料も炭酸飲料化できるので使用を色々検討されるのであれば良い製品だとは思います。
ただいいなぁと衝動買いすると後悔しやすい製品といって良いでしょう。
