第二種電気工事士は筆記試験と技能試験の二つがあり、技能試験は実際の工具を用いて“実物の回路”を作るので、不安な方も多いと思います。
生まれてから電気工具なんて触った事無いし自分にはできるとは思えない…不器用だし。と私もはじめは思っていました。
しかし安心してください。こちらの記事では第二種電気工事士技能試独学で可能な理由と実際一発合格できた方法を紹介します。
■第二種電気工事士技能試験講習不要な理由
インターネットの無い時代ならともかく、今では様々はハウツー動画がYoutubeで見れるようになっており特に講習を受ける必要というのはありません。
技能試験の推奨工具メーカーであるHOZAN主催の技能試験対策動画は私も大変お世話になっており、こちらの動画を見て出題候補1~13を作っていけば上達していきます。
◎技能講習を受けるメリット
技能講習を受けるメリットは当然あり、時間とお金に余裕があるのであれば受けるべきでしょう。技能講習を受けるメリットについては
プロの人のアドバイス試験対策のコツを直接教えてもらえる
どこが欠陥で不合格対象になっているかすぐにわかる
試験会場に似た現場の空気をあらかじめ知ることができる
一番のメリットは一見正しく作れていても欠陥があるかもしれないという点を指摘してもらえる点でしょう。
第二種電気工事士技能試験での欠陥による不合格事例は公表されていますが、本当にこれで正しいのかと思ってしまうのが独学のデメリット、技能講習を受けるとなぜ欠陥なのかしっかりと知ることができ、より正確な回路作成ができるという点でしょう。
◎技能講習を受けるデメリット
国主催の技能講習6500円~
民間主催の技能講習25000円~
第二種電気工事士の資格取得は受験費用も高額ながら技能試験用の工具や練習用の電線や備品を取りそろえる必要があり出費がかさみます。
これに技能講習費を上乗せするのはなかなか大変なのは直な感想です。
■第二種電気工事士技能試験は独学で合格するポイント
机を試験当日用に狭くして制限を設けて行う
HOZAN合格チェッカーで通電しているか確認する
出題候補1~13を制限時間内で作れるようにひたすら練習
欠陥事例を頭に叩き込む
HOZANの技能動画をトレース
■第二種電気工事士技能試験は独学で合格する勉強時間
1日1時間を目安に45時間あれば合格圏内に入れるでしょう。
候補問題1~13を3回繰り返す
伏線図を描く練習
のの字曲げの練習
ランプレセプタクルの結線練習
その他機器の配線や設置練習
はじめのうちは候補1~7位までは回路作成時間が2時間とか3時間とか掛かってこれほんと合格できるの…と不安になりますが大丈夫です。
候補8~13位まで作ってくると1時間切る位になり2週目からはおおよそ制限時間内に作れるようになっているはずです。
3週目からはいかに回路作成時間の短縮をするか、欠陥事例が無いかのチェックまで上達しているでしょう。
回路を作る時間が無い場合はのの字曲げの練習やランプレセプタクルの結線練習など個別のパーツの取り付けや外装剥ぎ取りの練習などやっておくと作成時間の短縮につながります。
■最後に
講習を受けずに合格できたのもYoutube動画を見ながら練習できた点です。
さらに欠陥事例をよく確認し、回路完成後にチェックするクセを付ければ問題ありません。
40分の技能試験でも慣れてしまえばどんな問題でも30分程度で完成できるので、残り10分で欠陥の確認できるようになればほぼ合格間違いなしです。
技能試験はとにかく練習あるのみしかありません。