第二種電気工事士に合格するためには技能試験で用いる工具を揃える必要あります。
受験費用も高く、さらに工具、練習用の器具、さらには合格後の免状申請のための費用も発生し「できるだけ安く抑えたい」と思うはずです。
私が第二種電気工事士の資格試験に合格した際の工具はHOZANの合格フルセットでした。
しかしながら「これは必要なかった、もっと安く済ませることができた」なと感じました。
こちらの記事では電気工事士二種の工具を安く揃えて合格できる最低限の揃え方について紹介します。
第二種電気工事士資格試験において単品と工具セットどちらがおすすめ?
第二種電気工事士の技能試験で全くの素人から合格するにあたり、何が必要なのかわからないから心配なので全てそろったおすすめセットがいい。
そう感じるのは普通の人だと思います。私もそうでした。
しかし実際合格してみてわかったのですが、工具セットは必要ありませんでした。単品セットで十分です。
試験合格後DIYや現場で働くのであれば工具セットの購入はありかもしれませんが、ただ試験に合格したいだけであれば単品で十分です。
メルカリやヤフオクで工具を揃えるのはあり?
受験者によっては工具はあくまで資格取得だけのために購入したのでそれ以外は必要ない。
という人も多くいると思います。
実際私も第二種電気工事士合格してからは工具に触る機会はめっきりと減り日常生活において必要性はほとんどなくなりました。
とは言っても工具に関してはあまり中古で買うのはおすすめできません。
工具は使っていくと自分の手になじむようになっていくため変にクセが強くなっている可能性があるからです。
特に一番使用していたVVFストリッパーHOZAN P958は練習時間で特に使用しており手の汗による錆やバネのゆるみ切断箇所の切れ味の悪さの差も多くあります。
メルカリで中古品の価格を見てもそこまで差はないためリスクを負ってまで中古を購入する必要はないと感じます。
第二種電気工事士資格試験安く揃える合格のための工具一覧
第二種電気工事士資格試験の工具で安く揃え場合の必要最低限のアイテムとこれはあった方が作業ミスの軽減と作業効率アップが期待できる工具になります。
- HOZAN ケーブルストリッパーP958
- HOZAN P-738またはアイウィス(IWISS) リングスリーブ 圧着工具 JIS準拠品 ラチェット式 小(1.6×2)・小・中用 IWS-7s
- プラスドライバー
- 合格マルチツール
- 合格クリップ※なくても問題無し
HOZAN ケーブルストリッパーP958
第二種電気工事士技能試験の練習において一番利用する工具になります。
練習の7割以上このHOZAN P958を握っているといってもよいかもしれません。
試験対策においても参考動画がHOZANがおすすめとなっており、HOZAN P958ありきとなっています。
私が独学で合格したのもこのHOZANの試験対策動画がったからこそとなっており、練習においてもトレースしやすい、使い方のアドバイスも紹介されており他のメーカーよりも試験対策に充てやすいというのがおすすめのポイントです。
全くの素人からの技能試験であればまずはこのHOZAN P958を利用した方がいいです。
HOZAN P-738またはアイウィス(IWISS) リングスリーブ 圧着工具 JIS準拠品 ラチェット式 小(1.6×2)・小・中用 IWS-7s
技能試験で必ず行う課題にリングスリーブの着圧、候補問題1~13ではリングスリーブの着圧は〇(1.6×2)~中まで
JIS準拠品必ず必要な工具となっています。
HOZAN P-738が参考動画も多くおすすめする工具ですが、1円でも安く購入するならアイウィス(IWISS) リングスリーブ 圧着工具 JIS準拠品 ラチェット式 小(1.6×2)・小・中用 IWS-7sでしょう。
リングスリーブの着圧にはコツがあり、対策に関してのハウツー動画はHOZANが一番多く掲載されているため多少高額でもHOZANがおすすめです。
プラスドライバー
軸径6.4mmであればメーカーは特にこだわる必要はありません。
ホーザン(HOZAN) 電工ドライバー 電気工事士試験対応 No.2 全長200mm 軸径6.4mmΦ D-332-100であれば確実です。
グリップもしっかりしており回しやすくなっており、今後のちょっとしたねじ止めに良いのを持っておくという意味でもおすすめとなっています。
HOZAN合格マルチツール
マイナスドライバーを購入するよりも多機能で省スペース、一つで7つの役割をこなしてくれる私も試験でとても役に立った工具となります。
連用転結枠へ器具の取り付け、ゴムプッシングの穴あけ、アウトレットボックスのレンチ代わり、ねじなし管用ボックスコネクタのねじ切り、リングスリーブ(小)までの芯線押し込み。
特に便利だったのが候補問題によっては出てくるリングスリーブ1.6mmの4本結線の小の着圧です。
手動だとうまく電線をまとめてリングスリーブを押し込むのですが力がかかったり電線がずれて被膜を噛んでしまったり芯線が一本だけ出なかったりと大変。
このHOZAN合格マルチツールを使用するとわずかな力でいっきに押し込めるので正確性と時間短縮につながります。
またゴムプッシングの穴あけは基本電工ナイフで切り込みを入れますが、本番中の刃物の使用は怪我の恐れもあるため、そのリスク軽減にもつながります。
HOZAN合格クリップ
電線のリングスリーブの着圧または差し込みコネクタ着圧前の仮止めに使用するクリップです。
電線の仮止めをする事によって最終的な着圧前の見直しや、着圧ミスを予防、被膜を電線同士合わせる事が用意にできます。
無くても作業は可能ですが、練習と本番では空気感も作業場所も変わるため思わぬミスをしてしまう可能性も否定できません。
確実性、正確性を求める場合は持っておいて損はない工具です。
※あくまで補助ツールなので無くても合格は可能です。
最後に
第二種電気工事士技能試験の工具のおすすめはHOZAN中心になります。
独学で勉強できるYoutube動画で一番参考になるのがHOZANなのでそれに合わせて工具も揃えるのが良いです。私も動画にはとてもお世話になりました。
こちらで紹介した安く抑えた工具さえあれば現状間違いなく問題ありません候補問題1~13全て検証済み。
ただ今後DIYで利用する、電気工事士の仕事として使用するのであれば工具セットもおすすめです。購入しても何かしらの役に今後たつでしょう。
試験本番の対策方法はこちらにまとめました。