40代に入り第二種電気工事士の資格を取得するためにまともな勉強を20年ぶりに行いました。
その際に気づいた点はとにかく集中はできないわ、勉強しても頭に入ってこないという問題。
学生の頃は試験数日前に一気に勉強してもそれなりに成績が出ていましたが、40代では同じようなノリで行う事はできませんでした。
若い頃と違い気力も体力も衰えている事を改めて実感、勉強に集中できない、勉強しても頭に入らない原因は
- 余計なことを考えてしまい情報が入ってこない気が散る環境
- やることが多い時間が無いと思い込んでしまい勉強が手に付かない
- 集中力が10代20代に比べて続かない
- テキストを読んでも頭に入ってこない
主にこの4つ。
こんな状況でも資格取得できた勉強方法にについて原因と対策を紹介します。
40代集中力を妨げる4つの要因
40代は若くはないの年齢ですが、かといってお年寄りという年代でもありません。
そのため仕事も家庭もまだまだ多忙を極める世代でありある程度時間に体力でカバーできる20代~30代、時間的に余裕ができ時間でカバーできる50代と比べて勉強をしにくい世代とも言ってよいでしょう。
余計なことを考えてしまい情報が入ってこない気が散る環境
10代20代に比べて意識のフォーカスができにくくなったと感じれました。
若い頃はこれをやり切ろうというある意味愚直なやり方で物事に集中できていたと思います。
しかしこの40代の年齢になると勉強を行おうとしてもあれもやらなきゃこれもやらなきゃとと意識が散漫になり一つの事に対して集中できなくなってしまいます。
やることが多い時間が無いと思い込んでしまい勉強が手に付かない
勉強をする=勉強をするための時間を確保すると思い込んでしまっていました。
勉強をするならちゃんと集中できるために時間を確保しなくちゃ、でも他にやる事多いし2時間以上勉強時間確保なんて難しい…と考えてしまいいつまでたっても勉強に身が入りませんでした。
集中力が10代20代に比べて続かない
机に座って1時間勉強をする。
これが思ったよりも疲れると感じました。学生の頃は硬い椅子によくも何時間も座っていられたなと不思議に思う程座り続けるのが苦痛に感じます。
筋力の衰えや目の疲れやすさという加齢によるものが原因ですが集中力が若い頃に比べて半分以下となっていました。
テキストを読んでも頭に入ってこない
学生の頃は教科書をある程度見ておけば数日間はある程度暗記できており、一夜漬けでもなんとかなっていましたが40代になって同じ事を行ってみたらびっくり。
読んだその場から抜けていくような感覚で「こんなん憶えられん…」
いくら参考テキストを読み返しても頭に入ってくるのは良くて3割、しかも集中力も続かず効率が非常に悪くなっています。
40代勉強頭に入らない中でもできた資格取得の勉強方法
このように、若い頃気力と体力で力任せに勉強できていましたが、40代は時間ないし集中力も記憶力も低下した中ではやり方を変えなくてはいけませんでした。
その勉強方法は
- 一回長時間ではなく短時間で回数をこなす
- 短時間で勉強できる環境に身を置く
- インプットよりもアウトプットの比率を上げる
この3つを行った結果なんとか勉強の時間確保と集中力の維持、記憶の定着ができるようにりました。
具体的な方法について紹介します。
一回長時間ではなく短時間で回数をこなす
勉強する=勉強するための時間を作る
という認識を改め、やれる時間があれば問題集を解くというように行うようにしました。
例えばお風呂を沸かしている間の時間15分から20分、通勤時間にアプリで勉強30分、仕事の休憩時間中10分など。
勉強するぞという時間はあまり作らず勉強できそうな時間があれば勉強するというように切り替えました。
中途半端に課題を残すと「あーこれ気になるからちょっと寝る前にやっておくか」と集中力も上がり勉強時価も自然と増えるようになしました。
短時間で勉強できる環境に身を置く
家で勉強をするとどうしても勉強以外に誘惑が多く勉強に身が入りませんでした。
なので第二種電気工事士の筆記試験の勉強に関してはどうしてもやる気が無いときはファミレスやカフェで小一時間ほど勉強しに行くようにしていました。
ちょうどいい雑音が解放感とあまり長いはできないので集中して勉強しようという気持ちになるため助かります。
電車での移動中も駅に着くまでやろうという終わりがはっきりと見えていたので集中できました。
インプットよりもアウトプットの比率を上げる
東大入試の勉強方法や難関資格の勉強方法でも王道のパターンが過去問をこなすというやり方。
資格取得のためにどのような勉強方法が効率よくできるのか調べてみましたが、急がば回れで過去問をこなす(アウトプットを増やす)というのが一番のようです。
過去問、参考書でおすすめな2冊の書籍はこちらに紹介しています。
実際やってみましたが問題を間違える→地味に傷つく→なんで間違えたかメモする→憶える
間違えを認めてそれを修正していくというやってわかったのが間違えると妙にストレスと不快感を感じるのでそれが嫌で覚えるという反復でした。
よくよく考えたらゲームでも失敗する→悔しい→対策を考える→クリアする→嬉しいこれと同じなんですよね。
トライアンドエラーで見るよりやれが一番脳を刺激し悔しさから脳が活性されました。
これを繰り返していくと正解の快感が微妙にクセになり勉強の時間や集中力も後半では向上していました。
チロシンサプリメントの服用
チロシンとはアミノ酸の一種でドーパミンをはじめとする神経伝達物質、ノルアドレナリン、アドレナリンといったホルモンの材料となってくれます。
40代を過ぎるとこれらのホルモンの分泌が低下し、やる気や気力が出なくなるという自覚ありませんか?
チロシンを飲む事で今までの集中力が10段階中3だったのが5位までは上がったような自覚症状はありました。
飲み続けた時はやる気もそこそこ出たのである程度効果はあったようです。
最後に
40代になると若い頃のような1日で長時間一気にやれる気力も体力、集中力そしてインプット力も残念ながら衰えてます。
だからといって勉強ができない集中できないというわけではありません。
一回に行う勉強時間を減らし短時間の間に集中、それをいかに毎日継続できるかというやり方に変えれば良いだけです。
私の場合、平均して1日トータル40分過去問を行い、残り20分で間違えた箇所をノートにまとめて反復学習これの繰り返しでとにかく無理はしない。
試行錯誤した結果これが一番ベストの勉強方法でした。
ペースは遅くなってしまうので試験日から長めに勉強時間を確保するのが良いと思います。
はじめのうちはどうしても集中できない頭に入らないので勉強なんてやりたくないと感じますが、ある程度勉強が習慣化してくると
勉強時間がいつもより10分20分長くなる
理解力が良くなりすんなり学んだ事が頭に入る
集中力がアップし時間があっという間に過ぎる
と頭の回転がアップする感覚を感じました。これは今まで使ってこなかった脳の神経回路が刺激され活性化されたのかもしれません。
記憶力や知識の蓄積との相関関係がある「超側頭野」は30代
五感で得た情報を分析・理解する働きを持つ「超頭頂野」は40代
そして実行力や判断力など脳の司令塔的な役割を担う「超前頭野」は50歳を過ぎ
といわれており脳は40代としても成長し続けるといわれています。
とにかく継続してコツコツ行えば脳も活性化し勉強に身が入るようになるのではじめはしんどいですが頑張っていきましょう。